干し柿について
甘さが凝縮された天草自然農法"独自"の干し柿
干し柿は、そのままでは渋みが強くて食べられない渋柿を、伝統的な技法を用いて干すことで渋みを落とし、甘いドライフルーツとして味わう先人の知恵の賜物です。その歴史は平安時代に遡るとも言われています。
一般的な干し柿の糖度は40~70度にもなり、その甘さは糖度15度前後の完熟メロンやぶどうなどより高く、砂糖の1.5倍の甘みを持ちます。
中でも当園の干し柿は糖度60度以上と高い水準を誇っており、練り羊羹のようなねっとりした甘みが楽しめるのが魅力です。
渋柿は、実は生の状態でも糖度20以上と一般的なフルーツより高いのですが、タンニンという渋み成分が味わいで勝っているため、本来の甘さを引き出せていない状態です。
これを手間暇かけて丁寧に干すことで脱渋し、甘さがギュッと凝縮したヘルシーなスイーツに仕上がります。
- 01摘果
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柿はそのまま育てると1本の木に400個もの実がなるほど、多実な植物です。
通常であれば1つの枝に複数の実が付きます。
しかし、当園では、ボリュームのある柿を実らせるために摘果を行い、1つの枝に2つの実が付くようにしています。
- 02収穫
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柿の収穫時期は寒さが厳しくなり始める11月下旬~12月上旬です。
キズが付くと、そこから腐敗などが起こりやすくなりますので、一つひとつ丁寧に収穫していきます。
- 03皮むき
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皮むきはとても手間のかかる作業ですが、当園では実を傷付けることがないよう、昔ながらの手作業で一つずつ丁寧にむいていきます。
地域の方など農園の熟練スタッフの手にかかれば、新鮮なうちにどんどん皮をむくことが可能です。
- 04紐をつける
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吊るすための準備として、皮をむいた段階で紐をくくりつけていきます。
柿どうしがくっつかない程度に離した間隔で、1つの紐に2個ずつ手作業で結びつけます。スピーディーでありながらも、長期に吊るしても外れることない結び方も、まさに職人技です。
- 05殺菌
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結んだ柿を熱湯に10秒ほど浸すことで熱湯消毒を行います。
殺菌が済んだら、柿の水分を丁寧に拭き取って、ようやく干す準備が整います。
- 06干す
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風通しと日当たりのよいところで、45日間かけてじっくりと乾燥させていきます。
農家の自家消費分なら軒先に吊るされたりしますが、商品として安定した品質を保つために湿度管理された貯蔵庫で乾燥させます。
扇風機と加湿器を24時間回し続けることで、カビの発生も防げるのです。
- 07揉む
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乾燥させている間に揉む作業を行います。
干し始めて20~25日経過した段階で、一つひとつ丁寧に揉むことで柔らかな食感に仕上がります。
- 体にうれしい豊富な栄養価
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干し柿にすることで生柿に比べてビタミンA(βカロテン)が豊富になります。これは冬場の風邪予防に役立ったり、目や皮膚の粘膜を整えたり、お肌の健康にも欠かせない栄養素です。カリウムも豊富で余分な水分の排出を促し、むくみやすい方や二日酔いの緩和にもおすすめです。
干し柿に含まれるマンガンは疲労回復や骨粗しょう症の予防になります。
食物繊維も豊富ですので、便秘にお悩みの方も1日1個を目安に食べてみましょう。
糖分が多いのでエネルギー源ともなり、自然な甘みのスイーツとして、お子様やヘルシー志向な方のおやつにも最適です。
- 高級干し柿の喜ばれるギフト
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当園の干し柿は糖度が高いだけでなく、一般的に使われがちな二酸化硫黄や酸化防止剤などの添加物も一切含んでおりません。干し柿の色を保つための添加物を使用しておりませんので、開封後は変色しやすくなりますが、それこそが無添加の証です。
小さなお子様からシニアの方まで安心して召し上がっていただける、自然でヘルシーな高級スイーツとして喜ばれております。
干し柿の間にクリームチーズを挟めば、ワインやウイスキーのお伴にもぴったりなおしゃれなおつまみになります。
通販でお気軽にお求めいただけますので、お世話になっている方へのお歳暮や新年のご挨拶に、食べ物にこだわっている女性へのプレゼント、クリスマスやバレンタインギフトにも最適です。